高度成長と真実宗教

 われら人類の住む世界は、今未曾有の高度成長をなし、

またなされつつある。



もし一ヶ月間新聞、ラジオを見なかったとしたら、

驚く事象が起き、

いかなる者もその急激な変動に肝をもつぶすであろう。



 いかなる学者も、政治家も、経済人も商人も、

官職の人も誰一人としてこれを考えずこれにおくれを取らじと励んでいることである。

その地位、権力は唯この波を上手にとらえ乗り切ることにかかっている。



 きてこの現代社会はその巨大なこと今までに比なく、

その複雑なことは今までに例がない。

ボタン一つ押せば地球の果はおろか他の天体までもとどく人工衛星にしても

その構造しくみが普通の頭の持ち主ではとても解り切れないものであろう。



そのスピード、その超大型何としても驚くべきものであろう。

 そしてその頂点に立っているのは米国でありソ連である。

随って米国、ソ連は唯この高度成長にしのぎを削って優劣を争っているのであり、

世界の新興国或いは実力国はその後を追って、

突如として核実験とか、人間衛星とかを発表しその座を保ち高めようとしている。

そして人もこれに感じわれもこれに讃歎の心を送っているのでなかろうか。



 しかるに最近ソ連と米国とは実に意外な所に最も根深く、

命をかけての競争をしていると説く者がある。

即ちそれは両国とも最後の勝利を得る者は科学と経済の勝者ではなく、

人間そのものの教育である所の道徳教育の勝者である。

されば両国ともひそかに相手国の人間教育、道徳教育の深さ、強さ、遠大さの

さぐり合いであるという。まさに宜なるかなといいたい。



 われわれは静かに愚考をめぐらして見れば気付くであろう。

進歩進歩という科学や経済の成長は、

人間の奥底にある心をどれだけ進歩させたであろうか、

必要は発明の母というが、

心の奥にという本尊を貯えている人間の必要なものは何であろうか、

そして何を生むであろうか、

古に十年、二十年を費して行った旅行が数日数時にしてされたとて

われわれの悩みは失せたであろうか。

巨大な社会が人を人心を改めるのか、

複雑な一機械が人間の不安を明るくするのか。



 否、今日程人間の悩み、不明の事の瞬時にして

走馬燈の如く出現してきた時が今までにあったろうか。

政治家は財界人は官僚は背任行為をして罪悪観なく、

巷に溢れる少年の不良行為はその数と悪質性を増すばかりである。



 いかなる苦しみに会ってもくだけず、いかなる悲しみに合っても驚かず、

ただ今感謝と懺悔に生きられる世界のあることを人は知らぬ。



 親鸞会の使命や大なりというべし。

生きとし生ける人類に、生ある者にまことの人の道を明かに説き明かに分らせ、

高度成長を真の高度成長たらしめる者は親鸞会をおいてない。

なぜか、今聞いて、今この穢体の私が、完全な救いにあずかれることを教えられるが故に。



 米ソ両国の道徳競争も御都合主義であり、すでに行きづまりを見せている。

白人、黒人の人種差別華々しい米国に何があるか、御都合で昨目の宰相が、

今日は獄舎の人となるというソ連に何があるか。



 真実宗教、浄土真宗の今に生きている文証を見よ。

「善知識にあうて聞持する平生のきざみに治定するあひだ、

この穢体亡失せずといへども、

業事成弁すれば体失せずして往生す……本願の文明かなり……」
(口伝鈔)



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