テーマ:欲望

小欲と大欲

 どんな大きなものでもスッてみせると豪語するスリがいました。 折も折、大きな牛を引いたお百姓さんが通り過ぎた。 ニヤッと笑ったスリ、何を思ったか急に走りぬけた。 仕事帰りの百姓、道を急いでいたが、ふと道端に真新しい靴が片方落ちているのを見つけた。 しかし片方ではどうもナァ、馬鹿な奴もいるものと手もかけずに通りすぎが、やがて半道も…
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阿弥陀仏に救われた思い

 来る年も来る年も、金銭を求めて苦しんでいる。 どれだけ得れば満足するのか。 名誉を追うてあせっている。 どこまで登れば安心できるのか。 財産を望み、色を漁り衣食住の満足を願って365日、狂い廻っているのが私の実相だ。 無限の欲望は一村、一国、世界にひろがってゆく。  咲き誇った花も必ず散らねばならぬ時が来るように、集め…
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今度だけは 仏法のために死なせてくれ・求法太子

 昔、ある国王が「太陽が出ている間に走り廻った土地を、その者に与える」というフレを出した。一人の百姓が早速志願した。彼は太陽が地平線に顔を出したのを合図に出発点の丘を勇躍して飛び出した。  太陽が沈むまでに出発点へ帰りついていなければ一日の努力が水泡になる規定である。一歩でも遠くまで足をのばして広い土地を得ようとする欲によって、彼の力…
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