浄土真宗の往生とは

私達は日常生活の中で、よく往生という言葉を使う。
しかし、往生という言葉の正しい意味を知って使っている人は非常に少ない。

たとえば「昨目、山の中で自転車がパンクして往生したわい」とか
「うちのお婆ちゃん昨日往生しました」とかいう場合に、
往生という言葉を使っている。

 往生を弱ったこととか、困ったとか、死んだことという意味に解釈しているのである。
辞典を繰ってみても、往生とは「死ぬこと」とか「処理に困ること」とある。
いずれの場合でも、よくない時に使われている。

しかし言葉には語源があり、往生の語源は仏教だから、仏教の意味に順わねばならない。

では往生という言葉の正しい意味は何か、往生とは二通りの読み方がある。

一つには「生かされて往く」と読む。
一切の人々は、科学、医学その他の文明の進歩とは関係なく生死の苦海果てしなく、苦悩し続けている。
その私達を何とか助けてやりたいという大慈悲心をおこされ、
「我を信じよ、どんな苦悩もあますところなく抜きとり、
この世も未来も、最高無上の幸福にしてみせる。
若し絶対の幸福にできなかったら仏の命をすてよう」
と阿弥陀仏は約束なされている。

 この阿弥陀仏の本願を信ずる一念で我々は絶対の幸福の身に救われ苦悩渦巻く人生が、
光明の広海と転じ、現在只今から大安心(明るい)、大満足(楽しい)の心で生活させて頂き、
強く、明るく、たくましく生きぬくことができる。

 だから阿弥陀仏の本願によって生かされて往くことを往生というのである。

二つには「往って生まれる」と読む。

 現在阿弥陀仏の本願に救われ、大安心、大満足の身になった者は一息切れた後、
阿弥陀仏の浄土に往って仏に生まれることができるこれを往生というのである。

 このように往生とは、現世の往生と、死後の往生と二通りある。
どこにも良くないという意味はないのであるから、断じて弱った事死んだ事に使ってはならない。

往生の意味と使い方は、こちらにも詳しく解説されている。

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